悪魔さんの陰謀

あまりいいタイトルではないと思いますが、久しぶりの記事はこんなタイトルをつけてみました。
「片山さん、最近ブログ更新してないですよね。あの記事の続き楽しみにしていたのに・・・」そんなことを言ってくれるお客様に初めて出会いました。このブログの更新を楽しみにしてくれている人は確かに知り合いにはいますが、お客様の中にいたとなれば、自分の心にまたやる気もでるのが単純ですが、そろそろ何か書き始めようかなと思っていた矢先でしたしちょうどよかったと思います。

さて、「悪魔さんの陰謀」の話ですが、正直言って信じてもらえるような話ではないと思いますが、自分の経験から話してみます。
最初に結論から言いますが、「向上心という名の努力、頑張るという名の自己向上心、更に今の現状に満足しないことは、悪魔さんの陰謀なのかもしれません。

長く美容師をしていますし、音楽なども最近はしてきた中で思うことなのですが、おそらくですが、当たっているのかなと思います。

私たちの心の中には、神なる魂と、悪魔さんの魂と両方潜んでいると思います。人は何のために生まれてきたのかというと、人の役に立って周りの人に喜ばれる存在になることだと知りました。もう一つあるとすれば自分の人生を楽しむことだと教えられました。

しかし、そんなこととは全く違うような生き方をしている方もいます。

それは、「あんな奴はだめになったらいい」とか「あいつは不幸になったらいい」とか「あいつは落ちていったらいい」とかいう心の持ち主。

妬み、そねみ、嫉妬、やきもち、そういった競争心、敵愾心(てきがいしん)、敵意、憎しみなど全部含まれています。

自分にもありましたし、おそらくいろいろ勉強しても、人の心の中には悪魔の心が隠れています。それをなくそうとしても無理だと自分は感じています。だからこそいつもその事を認識するのが大切だと思っています。

生まれた時から、宿している、聖なる魂と、悪魔さんの心があって人だとも思っています。両方をゼロにすることなんかできないのです。

自分が若いころパーマを巻く大会に5年続けて出た時、5年目に今年こそは優勝をと寝る間を惜しんで練習していた時、周りのレベルは過去の経験から大体わかってきていましたから、とにかく人より上手く巻けば「優勝できる」と思い練習していました。結果は練習しすぎて、前日から「痔」が出て、痛くて踏ん張れず、結果は5位。自分にしてみれば惨敗でした。年数がたって、自分の娘が美容学校に入り、やはりパーマを巻くコンテストが学校内であると聞いて、先輩としてアドバイスしたのは、「とにかく練習はきついかもしれないけど、楽しみながらやりなさい。そして人のことは気にしなくて、自分が上手く巻けるようになることだけ考えてやったらいいよ」とアドバイスしました。

娘は、多くの生徒がいる中で1年生で優勝しました。2年生の時は全九州代表の一人として全国大会にも出ていきます。

実は、「向上心という名の努力、頑張るという名の自己向上心、更に今の現状に満足しないことは、悪魔さんの陰謀なのかもしれません。こんなことを最初に言いましたが、悪魔さんの陰謀でなければ、向上心も、頑張ることも大切だと思うのです。

矛盾しているようなことを言っていますが、自分の体験から言えるのは、「競うこと」「比べること」「争うこと」は必要ないということです。

ただ、このようなことを言ってピンとくる人など、ほとんどいないし、私たちは、そんな教育を受けてきてますし、それは仕方ないことだと思います。

高校野球が大好きなかたやまですが、この夏「慶応高校」が優勝した時、監督さんやキャプテンなど、彼らの優勝インタビューなどを聞きながら、彼らは「一つの負けから、目指すものわかって、その高みに向かって、日々頑張って練習した」と言っておりました。

おそらく、全国制覇に必要なものを自分たちで感じて、自分たちの技量や精神性を高めていったのだと感じました。

スポーツには、勝ち負けがありますが、それは結果であって、基本的には相手と競うことでもなく、相手と比べるのではなく力を出し切ること。それが一番大事なことだと思います。

悪魔さんの心で練習していても、それはただの苦痛になると思います。そして結果はあまりよくないのかもしれません。

この世はストレス社会だと長く言われてきていますが、ストレスがなぜ起こるのか?ほとんどの場合「自分の思い通りにならないことが多い」という思いから始まることが多いと思います。

いきなり「自分の思い通りにならないことが多いからそんなことは気にしないで」と諭したところで、わかる人などいませんし、まず無理です。なぜなら「悪魔さん」がいますから。

人生って、心の中で「碁」のように、陣取り合戦をしているようなものです。神様は白い石、悪魔さんは黒い石を打っていきます。

どんな状況になっても、「あ~幸せや」と思っている人に悪魔さんは手を出してこないと思います。なぜなら聖なる神様の力が強いからです。そんな人は「おかげさまで」とか「あの人に出会えたから今がある」とか「たくさん与えてもらった」とかとにかくありがたい気持ちがあふれて「感謝」の気持ちでいっぱいです。そんな人に神様が手放すようなことはしないと思うのです。

逆に、とても恵まれている状態にありながら、「あれが足りない」「これが足りない」「まだまだ」「もっともっと」と不平や不足を感じて、足るを知らない人は、「悪魔さん」が微笑んでいるのだと思います。

悪魔さんの思い通りになっていますね!

少し長くなりました。この続きは近日中にまた書きます。この話は多分ですが長くなります。

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