学校の怪談

今日で夏休みが終わる。そこでどうしても今日中に言っておかないといけないことがある。
それは私がこの夏体験した恐怖の出来事である

本当に私が体験した恐怖である!

それは七月の終わり友人と時間を忘れて酒を飲み、ふと気づくと時計は日付が変わり一時三十分を回っていた。「今日も仕事だ」と慌てて居酒屋を後にし
自宅の近くの小学校の駐車場へと急いだ。この日は小学校に用事があり、車をそこに止めていた。

駐車場は小学校の校庭と道路をはさんであり、私の車は一番道路側に止めていた。

早足で歩いたせいか、いつもより早く駐車場に着いた。車のドアのノブに手をかけたその時である。校庭のブランコの方から「カン・カン・カン」金属と金属がこすれて出る音が私の耳に入ってきた。その日は星もきれい出ていた蒸し暑い夜。風もほとんど感じない。

「誰かいるのかな」と私はブランコの方へ寄ってみた。

しかし誰もいない。「空耳かな」と車に戻って乗ろうとすると
「カン・カン・カン」再びである。
さすがにチョット恐い・・・
でも酔いも手伝って興味津々!

恐々ブランコによって行くと、そこには・・・

やはり、誰もいない。
ワオ

とんでもない。酔いはいっぺんに覚め、もうだめである。
恐い。恐ろしい。お化け。呪い。zzzzzzzzzz

もうドウでもいい!帰らなければ!慌てて車に乗ろうとしたその時である
カン・カン・カンまただー!もう振り返る余裕は私にはなかった、マッハで家に帰った。
あれは一体何の音?酔いは覚めたが、やっぱり酔っていた。家に帰っておやすみ三秒だった。

最近小学校の校庭をボーっと見る機会があった。その時である
「カン・カン・カン」????
同じ音色。風が少しあった。真昼間。

どこ、どこ、どこだ?
「カン・カンカン」
あ・あそこ

国旗掲揚代
そう国旗掲揚代のロープとポールが風で擦れ合う音だった。
しかもなんと良い間隔で音を出す。
やられた。

私の恐怖の体験はこうして情けないオチがつきました。チャンチャン

失礼しました。

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