継続なチカラ

何事も継続すると良いという言葉はよく聞いてきた言葉だと思います。

私自身も美容師を44年続けてきていますので、「継続はチカラ」と言う言葉は座右の名にしています。

今日は少し違った角度から、「継続」について考えてみようと思います。

こんな話をする方がいました。

「大偉業を成し遂げる要素は、大きな力だけではダメなんだ。小さくても耐えて続ける力も重要。想像してごらん。元気いっぱいに一日3時間歩けば、7年後には地球を一周できるのだよ」

この言葉を、子供の時に聞くのと、大人の時に聞くのと、受け取り方はそれぞれ違うと思いますが、感じたのは、自分の場合「そうか」でした。あなたはどうでしょうか?

元気で3時間・・・歩くとそうなる。なら仕事なら。趣味なら。そう思うと耐えるって凄いことですよね。ただ「耐える」という言葉が何か辛いことを辛抱するように受け取る方が多いと思いますが、それは物事の「楽しみ方を知らないからだと」思います。

実際、傍から見て辛そうなことも、継続してやっている人は、辛いのではなくて好きでやっているか、目標があってやっているから、耐えているという感じでは続けるのは殆ど無理だと思います。大抵は途中で止めてしまいます。

 さて、「元気いっぱいに一日3時間歩けば、7年後には地球を一周できるのだよ」と10歳の子供が聞いたとしましょうか。子供の中にもそんなの無理とか、それなら出来るかもと思うかもしれません。子供達がどう思うかはこの際全く関係ないと思うのです。

大切なのは、大人がその言葉を言ってあげられる人かどうかだと、私は思います。言ってあげるのに別に地球を一周してなくていいのです。ただ言う本人も真剣に生きていることは大切だと思います。

「子供には可能性が秘めている」というからには、周りの大人がまずは楽しく生きていないといけないと思います。

「元気いっぱい」な大人を演じるには、「笑顔」や「楽しい雰囲気」「大きな器量」など魅力は欠かせません。

すぐにはできなくていいし、全てを揃える必要もありません。子供たちだけではなく、知り合いの大人たちにも、又見ず知らずの大人たちにも、なにかを「継続」していると、それだけでその人の価値は凄いのだと思います。

当たり前に、ずっとやってこれてるのは、「健康であったろうし」「誰かの支えがあったし」「知らず知らずに元気出していた」と思います。

私達は、人と比べて競争して生きてきた節があります。それは教育がそうでしたから仕方ないことだと思いますが。もうそんなことよりは自分自身の役割に気がつく時代だと私は思います。

それが、これからご自分の身の回りにいる子供達に、なにかしら影響を与えると信じます。

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