50の力を60に

何事も慣れてくると手を抜くことを覚えていきます。

そんなことはないという方もいるとは思いますが、私は手抜きという言葉があってちょうどいいなと思っているタイプです。

ただ、いろいろな場に出るようになりますと、そうはいかなくなります。
「嘘」もばれるし、「手抜き」なんていうものはすぐ責任を取らされてしまいます。

美容師をしながら、地域を元気にしようと活動してきていますが、美容師の仕事は、まさに「嘘も」「手抜き」もできない仕事になります。

理由は、相手が人間だからです。

修行中からそうですが、限界がない仕事なのです。常に上を目指すことが楽しみなのです。

それでも、長く仕事をしてきますと、若いころとは違って、ペースというものが変わっていきます。

そこがまた面白く、自分の欠点が自分で分かってきました。だから「今」が美容師としては、一番いい時期なのかもしれません。

さて、100の力があるのに80%ぐらいしか出さないことをあなたはどう思いますか?
たまにはいいと思うでしょうか?

おそらく、それでは3年後全く変わらない自分が待っているかもしれません。

それはそれでいいと思いますが、これからいうことは、もっと素敵にあっていきたいと思っている方に伝えます。

一つだけでいいですから、自信のないものを、無理してでも、背伸びをしてでも動いてみてほしいと思います。

こんなことをなぜいいのか。それが一番成長していくからです。

最近ここでは、片山が思っていることを「ストレート」な言葉で書いてきておりますが、一人でも何か気が付いていただければいいと思っています。

無理をしてでも、一つ上を目指すことによって、短期間で成長していく、自分に気が付くと思います。

わたしの場合は音楽との出会いでした。

すでに、10年目を迎えようとしておりますが、得意なスポーツを続けていたらおそらく今はなかったと思います。

好きで、面白く、そしてへたくそ!
それを、続けてきたから、いろいろな発見と出会いを重ねさせていただきました。

美容師の仕事は、ある時期を過ぎると、職人の域を超えていかないといけないと私は思っているタイプですが、それは人柄という言葉で、すべてがかたずけられると思っています。

頑張り屋さんも、緩い方も、すべて人柄からプロとして、提供できるものを模索するのが、美容師だと私は思っています。

歳を取るということは、自分の醜さをさらけ出すことが余儀なくされてきます。
だからこそ、美容師として、リッチエイジングの考え方をいろいろな角度から伝えていきたくなりました。

あと1年もすれば、元号が変わる時代に生きていることが、とてもワクワクします。

どうぞ、いま自信がないけど、ちょっと頑張って上を目指してみようかな?とか、ちょっとだけ隠れて努力してみようかなっとか、まずは3か月これを頑張ってみようとか、人前に出るのは恥ずかしいけど、自分のこと話してみようとか・・・

そんな場所や場面を、私は作ってきました。今もそれを続けてきております。

美容室内で、野外で、そしてホールで、
美容師としても対面でいろいろ悩み相談も受けてきていますし、人生相談をする方もいます。
歌を歌いたいからステージに出してという方もいます。
自分の個展を開きたいから一緒にコラボしてください・・・

とにかく何でもいいのです。片山が力になれるものは、全力で応援していきますので、チェレンジしてほしいと思いますね。

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