一家の中に悪人が一人おれば・・・

こんな古い格言を見つけました
一家の中に悪人が一人おれば、その家は円満である。
ここで言う悪人とは、ことの善し悪しをこえて、「私が悪いのです」と言える優しい心の持ち主のことですね

人間というものは、誰でも、
「自分のすることは正しい」「相手のすることは悪い」
という自己中心的な考えに凝り固まっていて、何かあると他人のせいにしがちですよね

そんな中で、一家の中でいつも「私が悪いのです」と言える人がいたら、その家は円満であるという意味です。ん~なるほどです。

たとえば、お嫁さんが「私ほど未熟な者はいません。何も知らない不束者ですが、一生懸命に勉強しますから、どうか教えてください」と心からお姑さんに頭を下げれば、

「うちの嫁はよくできて嫁だ。何と可愛い嫁だろう」と息子よりも大切にするはずです。
妄想に近い気がしてきた・・・(笑)

一方、お姑さんの方も、「私は昔人間で何も知らないから、いろんな新しいことを教えてね。あなたに教えてもらって、私も若返りたいの」とお嫁さんの手を握ってごらんなさい。

お嫁さんは、「私、何て幸せなんでしょう。もし離婚することがあっても、このお姑さんを連れて出てしまうわ」と思うかもしれません。
ここまでくると、書いててこそばゆくなってきますね~

しかし

このようにお互いが譲り合って相手を立てることを考えれば、家庭も社会も楽しく過ごすことができるようになるのはわかりますよね。

この自分を捨てる心こそ、すべてのものを生かし、どんなものも育てずにはおかない慈母の姿でなのでしょうね。

自分のエゴはなかなか捨てられませんが

家族間だろうが他人とであろうが、自己主張だけでは却って心の安らぎからは遠ざかるような気がしてなりません。

                          合掌

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