たまったもんじゃない

北野武さんの言葉にかたやま自身が感じたことを書くコーナー。今回が3回目になります。

実際こんな人の言葉に感想なんか書いていますと、意外と自分は何も考えず直感を優先してきたのが凄くわかって来る。直感って大切ですが、失敗も凄く多いので、人は臆病位の方がちょうどいいと思いますね。

今の時代ですから、何とか生き残っていますが、戦国時代や、戦争中なら多分かたやまは生き残れていませんね!

さて、本日のたけしさんの言葉です。

4)ㅤ物体は激しく動けば、それだけ摩擦が大きくなる。人間だって、激しく動くと熱を持つのだ。はたから見れば、輝いている人間のことが、きっと羨ましく見えるのだろう。だけど、輝いている本人は熱くてたまらない。星だって、何千光年という遠くの地球から見れば、美しく輝く存在だ。「いいなあ、あの星みたいに輝きたい」人はそう言うかもしれないけれど、その星はたまったもんじゃない。何億度という熱で燃えている。しかも、燃え尽きるまで、そうやって輝いていなくちゃいけない。これは真面目に、結構辛いことなのだ。ㅤ

こんな表現ができるのが凄いと思った。実際やったから言えることでしょうが、それでも、「たまったもんじゃない」っていう表現が、なんとも言えない感じがした。楽しく生きるのも、「いいなあの人楽しそうに生きてて」そう見えてても、結構大変だとわかる人ってどれだけいるだろう?
辛くても楽しそうに生きていかないと「運」はついてこないと思うけど・・・
あらためて考えさせられた言葉でしたね。

(5)ㅤいまの社会は、人生とは何かとか、人間の生きる意味は何かみたいなことを言いすぎる。若い人には、それが強迫観念になっている。何かとそういうことを言う大人が悪いのだ。自分たちだって、生きることと死ぬことの意味なんか絶対にわかってないくせに。天国や地獄が本当にあるのかも、神様がいるのかいないのかも、誰も証明したことがないわけだ。そういう曖昧な状態なのに、生きる意味を探せなんてことを言われたら誰だって迷うに決まっている。

「人生ってなにかって」って考え始めた時が、その人の人生じゃないかなって思う。だから生きる意味なんか、一生わからないでいいと思うね。唯一わかってるのは、産まれたら死んでいく事だけだし。だから生きる意味なんか深掘りせずに、もっと自分を大切にすることが大切だと感じたね。まァ偉そうなことは本当に言えませんが・・・

(6)ㅤ自分の子供が、何の武器も持っていないことを教えておくのは、ちっとも残酷じゃない。それじゃ辛いというなら、なんとか世の中を渡っていけるだけの武器を、子供が見つける手助けをしてやることだ。それが見つからないのなら、せめて子供が世の中に出たときに、現実に打ちのめされて傷ついても、生き抜いていけるだけのタフな心に育ててやるしかない。ㅤ

これは本当にそう思った。特に今の時代豊かな時代だから、タフな心を育てるっていう環境が少ないので、昔とは違った形でタフさは身につけた方がいいと思う。それは自分の進路を自分で決めさせて親がしっかり見ててあげるのも一つでしょうし、親のコンプレックスを押し付けるのではなく、親の失敗をちゃんと話してあげるのも、子供には「武器」になるのかもしれない。
いずれにしても、言葉一つで子供の心はタフになるような道を進むんじゃないのかな・・・

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP