★「形」のからくりについて

目から入ってくる、形の情報で暖かいとか冷たいとかを

判断しているんですね。わかりやすく、「線」で説明しますよ。

御存知の通り、線には大きく分けて「直線」「曲線」がありますよね。

この直線、曲線を暖かいとか冷たいとかに、分けるとしたら、

前でも説明しましたが、「直線」=冷たい「曲線」=暖かいと分けると思います。

これってなぜ?

物を見ると、必ず動くものがあります。

そう「目」です。

眼球運動といいますよね。

目はとびでた「脳」とも言われますが、情報を直接伝えてくれます。

昔から「目は口ほどに物を言う」といいますが、

目で感情を伝えら得るのは、おそらく人間だけでしょう。

まあ中には、犬の目を見て感情を察する方もいますが(笑)

この目の動きが、物のイメージを決定付けるのです。

見て、暖かいか冷たいかを判断している。

物を触ることなく判断できているんですね。

そう思うと、人間ってすごいとおもいません?

右から左でも上から下でもまっすぐ目が動きますと

あ、冷たい感じ

逆に波打つように動けば

あ、暖かい感じと捉えるのですね~

どうしてこの眼球運動が、イメージを決定できるのでしょうか。

少し前、僕らの御先祖からずーっと引き継いだものがあるという事を書きました。記憶の蓄積をベースに「イメージの記憶=比較=区分け」のプロセスを使って判断しています。

さあ、それでは、何かを見たときに、目がまっすぐ動くものってなんでしょうか?

例えばナイフやコンクリートの壁。共通して冷たいイメージだと思います。

次に目が波打つものはなんでしょうか?

ん~燃えいてる火とかお母さんの体の輪郭などイメージとしては暖かい、イメージがわきますよね。

冷たいものは、硬いもので作られている場合が多いし

暖かいものはやわらかい物で、出来ていることが多くなっています。

これが形の区分けのカラクリです。

さらに、曲線は、波状です。触るとボコボコしています。

この波状が、細かくなったものを触るとザラザラしていますよね。

これに対して、直線で出来ているものはツルツルしていますね。

あれ、前、話しましたね、

暖かいものに共通するのは暖色やざらざら感。

冷たいものには寒色とつるっとした感じ。

ほら、やっぱりつながっています。

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