しわの真相

天気の良い日にビーチで日光浴・・・。毎日の仕事やストレスから解放される最高のひとときです。しかし、気をつけてください。肌の一番の大敵は紫外線です。

紫外線を長く浴びた部分ほど、老化が早く進みます。この紫外線によるダメージを「光老化」といい、しわ、シミ、たるみ、乾燥肌、角化症などを引き起こす最大の原因です。

しわは、その発生メカニズムから、2種類に分けて考えることができます。「表面にできる線状のしわ」と「肌に刻み込まれる深いしわ」です。前者は、一般的なスキンケアで十分治療できますが、後者に関しては、整形手術やレーザー治療など大掛かりな美容整形が必要となります。

光老化には、皮膚のタイプが大きく関係しています。「色白で目が青い」、いわゆる色素の薄い人ほど紫外線への抵抗力がありません。
しわの発生しやすい遺伝子もあります。

喫煙も、主なしわの原因の1つです。肌の水分を損ない、乾燥肌を引き起こすからです。
光老化の特効薬として、ビタミンA酸、AHA(アルファ・ヒドロキシ酸)、抗酸化物、モイスチャークリームなどがあります。店頭で買えるものから処方箋が必要なものまで、実にさまざまなオプションが出揃っています。
グリコール酸ピーリング、ディープピーリング、ダーマブレーション、レーザー治療、外科手術、ボトックス注射などの美容整形施術も、選択肢の1つです。

近年の研究で、慢性的なストレスも老化の原因になるということが分かりました。染色体の末端部にある配列で、年齢と共に短くなる「テロメア」が、長期的なストレスを受けた場合にも短くなるということが発見されたのです。
この研究は、細胞の老化とストレスとの間にリンクを見つけました。しかし、ストレスと肌老化との関係は非常に複雑で、未だ全貌は明らかになっていません。
いずれにせよ、ストレスは肉体的、精神的に悪影響を及ぼすので、上手にコントロールする必要があります。しわが気になる人は、健康的でストレスのない生活スタイルを心掛けてください。
何度も繰り返しますが、紫外線は肌老化の最大の原因です。大抵の場合、光老化の影響は、20歳前後から現れ始めます。
しわの数は、太陽を浴びた時間に比例するといっても過言ではありません。
しわには、まだまだ隠された秘密がありますが、心配なさらずに。効果的な対処法や治療法はいくらでもあります。しわを恐れる必要はありません。

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