時々日本人に生まれて良かったっと、話していたことがありますし、
今でもそう思っています。なんか嬉しくなる話なのでどうぞ・・・
【ベトナムが驚いた日本の子供の行動】
震災があった日からしばらくして、ベトナム人記者が取材で被災地に入りました。
避難所でたまたま通りかかった少年にインタビューしたところ、
何でもその少年は津波で両親を亡くし、激しい寒さと飢えで震えていたそうです。
食べるものなく、一つのおにぎりを家族で分けて食べるような悲惨な状況の中で、
ベトナム人記者は見かねて少年に自分のジャンパーを着せかけました。
その時、ポケットから1本のバナナがぽろっとこぼれ落ちたそうです。
記者が、
「バナナ、欲しいか?」と聞くと
うなずくので手渡したそうです。
ところが・・・
少年はそれを食べるのでなく、
避難所の片隅に設けられたみんなで共有の食料置き場に持って行き、
もとの場所に戻ってきたというのです。
記者はいたく感動して、このことをベトナム国内の新聞で、
<こういう子供はベトナムにはいない。……>
と報道。この記事が大変な反響を呼びます。
かつて、ドラマ「おしん」が大人気になったお国柄だけあり、
日本の国民性にベトナムの国中が感動と賞賛の言葉を送りました。
ベトナムからの義援金は100万ドル(約8000万円)にのぼりましたが、
このうち、
「バナナの少年にあげてください」
という条件つきが5万ドルもあったそうです。
この話は当時の外務次官が講演の最中に話されたもので、
自民党の平沢勝栄衆院議員がその話を聞いた事から広まりました。
また、
その時の状況を見ていたベトナム人女性記者の言葉がこちら。
(引用開始)
彼が寒そうに震えているのを見て、自分は警察のコートを脱いで、彼に羽織り、夕食のパックを渡した。彼がすぐに食料を食べると思っていたが、彼は配給用の食料箱の中にパックを置いて列に戻った。僕のびっくりした眼差しに対して、彼は「ほかの多くの人が僕よりもおなかを空かせているだろうから、そこに入れて、公平に配ってもらうように」と話した。
それを聞いて、私は急いで顔をそらし、涙を隠した。最も困難な時に、9 歳の男の子が大人の私に、人としての道を教えてくれるとは思いもよらなかった。9 歳の男の子でも、忍耐強く、困難を耐え、他人のために犠牲になることが出来る日本という民族は、きっと偉大な民族だと思う。日本は、最も困難な状況に直面しているが、少年の時から自分を捨てることができる国民性のおかげで、必ずやより強く再生するに違いない。
(引用ここまで)
本当にいい話だと思いましたので、シェアしました。
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