1・ヘアースタイルをお客様にあれこれ聞くタイプの美容師にはいい美容師はいない!
なんていうと多くの美容師を敵に回しそうですが、意外と大事な事だと思うのです。でも、初めての店で問診などであれこれ聞かれるのは、大切な事ですからしっかりお話をして下さい。
ここで私が言いたいのは、
あれこれ聞くというのは、「耳のところの長さはどうしよう?」とか
「襟足の長さは?」だとかとにかく色々とお客に聞いてくるタイプ。
このタイプの美容師ははっきり言って自信がないタイプ!それかお客の思いとおりを勘違いしているタイプ。デザインをしているのではないですよね。
どっちが美容師かわかりません。
だって、お客に長さを決めてもらっています。
基本的な好みと長さを伝えたら後は共同作業に近いものが出てきますが
デザインなどはやはり美容師がある程度提案してくれるのがベターでしょう。
最初からここは「どうしましょうか」なんて聞く美容師に、
貴方に似合うデザインなんて作れないと思いますし、実際私もそんな時期がありましたから、経験としてはっきり言います。
あなたの好みを無視するような美容師は論外ですが、しっかりとしたデザイン力を提案できるプロは、事細かく聞きすぎないと思います。
2・手際のよい美容師に目をつけましょう!
この仕事は職人の仕事です。ベテランでも手際の悪い人はいます。
雑な人は論外なのですが、テキパキとはさみを動かせる人、
切られる音も違います、切られていて、あまり引っ張られる感じがありません。
耳や頭皮に櫛が当たるなど痛くてたまりません。地肌にも負担が少ないのが普通です。そして美容師の立ち姿、貴方との距離感も大事です。
最近は椅子に座ってカットをする方も多くいますが、懐の深さなども雰囲気が出てくると思います。
3・技術5分・会話10分!
これは本当に忙しい美容師には無理なのですが、
でもこれをしてくれる美容師を選んだ方がいいと思います。
要は心使いが大切なのです。
わかりやすい対比として5分・10分としていますが
実際はもう少し、時間はかかります。
でもカットに30分も40分も通常かかりません。
ただしドライカット(乾いた状態の髪をカット)を
最初からする美容師さんは結構時間をかけて仕事をしますので、
あてははまらないかもしれません。
また、お店の方針でゆっくりと時間をかけてカットしてくれる場合もありますので一概には言えませんが、基本的には、手さばきは悪くないほうがいいでしょう。
時間的な事は好みもありますからどちらがいいとはいえませんが、多くはウエットで切りますので、よほどの事がない以上、かかっても15分から20分でカットは終了するでしょう。どんなに忙しくても何とか担当のスタイリストが基本的な話はしていくべきでしょう。アシスタントに任せ切りだと貴方もきっとイヤになるのでは・・・
実際私はそれで多くのお客様を失っています(笑)
4・未来を予測して、約束をしてくれる美容師
これは中々出来そうでできる事ではありません。特にヘアケア―のの話になりますと、意外と難儀な話になります。例えば凄く傷んでいる髪の毛に対して、こうすれば髪の毛が良くなるよと言われて、それを実行したとしましょう。
また、30日後や90日後をしっかり予測できて、結果が納得できるシステムを提案できる美容師は少ないと感じています。
理由は、「一度傷んだ髪の毛は二度と再生はしないからです」
この事実を踏まえてから、髪の手入れ方法を教えてくれる美容師を選んだほうがいいと思います。従来のヘアケアーを施して、髪の毛が改善しないのであれば、180度違う方法を取り入れた方が賢明だとお伝えしておきます。
さてさて、いい美容師選びができたとしても、やはり髪の毛のスタイリングは
自分ですることがほとんどです。
どんなに、すばらしいヘアースタイルも、自分で再現できなければ、いい髪型とは、言えないのです。
そこで、大切になるのが、スタイリングのテクニックなのですが、そんなこと
皆さんよくわからないという方が、ほとんどです。
だから、人気のへアースタイルは、いつも手入れが簡単なことが第一条件に入っているのでしょう。
自分の髪型を、かっこよく見せるには、ある程度顔とのバランスをとる必要が出てきます。
プロの美容師は、そのような勉強を多くしていて、感覚的にそれを実践していますが、
やはりベースになる、理論はそれぞれ持っているのです。
そんな、ベースになる理論をできるだけやさしく解説していきたいと思います。
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