今日は母の日でした。
僕は何もしていません。
とっても親不孝です・・・
気持ちはどっかにあるのですが(汗
しかし
次の詩に出会いました。
高校生のとき、ある出来事がきっかけで、
私は、一週間、学校に行けませんでした。
散々苦労して入った学校を 辞めようと さえ思っていました。
何もかもが、苦しくて 嫌でした。
ふさぎこむ私を、母が突然 怖い顔で
『あっちゃん 一緒に きなさい』と。
車に乗せられて、母は黙ったまま、運転をしていきます。
『どこに行くの?』
『いいから 待ってなさい』
こんな母は初めてでした。
退学の手続きでもするんだろーか?
悶々と考え込む私を無視して母は運転を続けます。
『降りなさい』
目の前には 真っ青な 広い海でした。
防波堤に二人並んですわり海を眺めていました。
でも、つれてこられた意味がわかりません。
ここで 誰かに合わせようとしているのか。
『ねえ どうして海なの?』
風はとても強く打ち寄せる波は穏やかで激しく。
母は、ふと笑って
『・・・あっちゃん。
海を見ていると
自分が悩んでいることなんか
どれだけちっちゃいことなんだろうって
思わない?
今、海の前だから、いっぱいないちゃいなよ。
だからさ、 もうこれから、 泣かないの』
何百年、何千年も、ずっと繰り返し打ち寄せる、波。
見渡す限り広がる青い青いもう一つの世界。
心を洗う 波の音
顔をぐしゃぐしゃにして泣きました。
母も私のことを気に病んでいたんだろう。
母ができることを探したんだろう。
悩んでいたことは波の音にかき消されて
母の愛に 胸が詰まって 別の涙が溢れました。
お母さん ありがとう ありがとう
もう 泣かない。でも とまらない。
今でも つらいことがあると 自然と海を思います。
そして 海を思って 母を思うのです。
母の中の 海 なのか 海の 中の母なのか わからない
楽しくいそがしい毎日のなかにも 母はいて
つらいときには 海にいてくれるのです。
『海』って文字の中に
『母』がいる。
そして一日一日過ぎていく、毎日。
『毎日』の中にも『母』がいる。
毎日のなかに、かあちゃんがいる。
かあちゃん、生んでくれてありがとう
そんな気持ちにさせてくれた
「ありがとう」
今日はそんな日なのかもしれませんね・・・
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