すべてが健康食品

私の好きな「ものの見方の天才」小林 正観さん再び登場です。
今日は、彼の「究極の損得勘定」という著書の中からの抜粋です。
少し長くはなりますが、どうぞ最後まで読んでください。では、いきます・・・中高年必見の内容です。

世界一長寿の泉重千代さんが、テレビのインタビューを受けていました。長寿の秘訣は?との問いに、くよくよしないこと、というお話で長寿の方々はみなさんそのようです。そしてさらに、インタビュアーが次のような質問をしました。「まだ女性に興味はあるのでしょうか?」すると「当然ある」とのお答え「どんな女性が好みですか?」「わしは、年上の女性が好みじゃ」と言ったそうです。

「さすが!」
自分が世界一長者だということを認識していない。

もう1つ例をあげます。

金さん銀さんという双子で百歳を超えた長寿の方がいらっしゃいました。この方達がテレビのコマーシャルに出演したとき、出演料の三分の二は寄付し、三分の一を預金したとのこと。「預金は何のために?」とたずねられて、こう答えました。

「老後のため」

「おみごと!」

二人にとっては、百歳を超えても「老後」はきていないということなのでね。

長寿の人の共通点は、自分が「年を取った」との認識をしていないことです。

アメリカのある大学の心理学研究チームが、「私はまだ40歳」と言った一〇〇〇人グループと「私はもう40歳」と言った千人のグループを追跡調査し、その二千人の没年齢を調べました。

その人たちの平均寿命が出たときに、この二つのグループのそれぞれ平均寿命に差があった。どちらが長かったか?これは想像がつきますね。
「まだ四〇歳」と言ったほうが長命でした。では、いったいどれくらい差があるのか?私はせいぜい1年半くらいの差なのかと思いましたが、なんと結果は、一〇年もの差があったのだそうです。
「まだ四〇歳」と思っている人は、まだまだ自分は小僧だ、まだ若い、と言う発想です。

「もう四〇歳」と言う人は、もう年寄りだ、ドンドン老け込んでいく・・・と自分の体に言い聞かせている。その言い聞かせている思いの通りに体は反応していくということです。

うそでもいいから「二〇歳にしか見えない」と鏡に向かって言ってみてください。すると体は反応してくれます。「もしかして、私は若いのではないか?」と細胞が思い始めるのです。自分の想念というものは、実はとんでもなく強力に、自らの体をコントロールしており、私たちが何気なく言った一言によって、体はものすごく律儀で素直に反応しているということです。

人間の体を壊す四つの条件があります。
・酒
・たばこ
・暴飲暴食
これらの三つは、それぞれ5%程度の影響で、この三項目の集積でも20%ほどしか関わっていませんが、実は次の四つ目の条件が体を壊す要因の八〇%を占めているようです。

・不平不満、愚痴、泣き言、悪口、文句というものです。

「酒は百薬の長」と言いますが、それはトックリ一合まで。正しくは「酒は百薬の長、酒は万病のもと」というワンセットの言葉だったものを、前半半分だけを使っている人が多いのです。
百の百倍で病気のもとになる、というのは、日本人が経験則で割り出したのでした。
トックリ一合までなら、体を温めてたしかに体によいのですが、一合以上飲むと、逆に寿命を縮めることになるのです。

タバコは一本吸うごとに寿命を縮めていきます。自分で自分の寿命を縮めるのは、それがその人の人生のシナリオなので、それはそれでいいのですが、同時に、その煙が周囲の人をガンにいざなうことにもなってしまうことを考えるべきでしょう。「喜ばれない存在」になってしまっては、人間が生きる目的にそっていないと言う事になります。

そして四つ目の要素として「不平不満、愚痴、泣き言、悪口、文句」を挙げました。たとえばいくら「健康食品」を食べていても、家庭内でケンカが絶えないことや、「あれは体に毒だ」「これも体に悪い」と否定的なことを言っていることの方が、体を壊す影響がつよい。その健康食品はプラスに働いてくれないでしょう。つまり、自分の体に入ってくるものに対して、批判的な言葉を加えれば加えるほど、体の中で毒になると言うことです。

そして、防腐剤や着色料が入っていても、「私の体の一部になってありがとう。栄養になってくれてありがとう」と手を合わせ、何でも笑顔でバリバリ食べている人は、意外と元気なのです。

あ”ーーー耳に痛い言葉が随所に!でも納得。あなたはどう感じたでしょうか?

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